ONOMICHI SHOTEN GAI。この80年代テイストのポップなデザイン!
そして左手には林芙美子像。
「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」で有名な林芙美子は、行商人の娘として中国九州を巡り、尋常小学校の頃に尾道に定住。
貧しい中、働きながら尾道の女学校に通い、文学を志すようになりました。
そろそろ飯食いたいな、と思いながら商店街に足を踏み入れると、いきなり目を引くのがこの「喫茶 芙美子」(場所)。
単に名前をあやかっただけの喫茶店かと思えばさにあらず。喫茶店の向こう、ガラスドアから見える奥の方に、林芙美子が女学校に入学した当時に住んでいた家が残されていました。
さっそく入店。
コーヒイ愛好家だった林芙美子にちなんで、さまざまなバリエーションのコーヒーが用意されたメニュー。
店内には林芙美子の著作や、作品の名シーンにちなんだ写真、映画「放浪記」や主演の森光子のポスターなど、実に芙美子一色の店内です。
林ライスを注文して、できあがるまでに旧宅を見学。
一応二階建てですが、小さな木造建築。築100年近くになるんでしょうか。
一階が土間と一間、二階が一間。えー、多分六畳だったはず。さしずめ1Dというところですか。Dは土間のDで。
もともと一階は全部土間だったそうで、当時は二階に一間だけ。そこに夫婦子供の三人住まいといわれれば、飽食時代に生まれ育った私にも、おぼろげながら明治の貧しい暮らしが想像されるというものです。
来客向けのメッセージノートもあり。文学ファンの来訪は少なくないようです。
後に気付くことですが、どうも尾道、ノート大好きっぽい。行くところ行くところ置いてる。
戻ってくると、ちょうど林ライスできあがり。
おいしくいただきました。