通称・・・ぴぽマルチ・・・
かつて、「国民機」と親しまれたパソコンがあった。
NEC PC-98x1シリーズ。
電源を入れると「ぴぽ」と鳴る・・・そんなパソコン。
日本語という地勢を利し、日本において絶対的な普及率を誇った。
ビジネスシーン・ホビーシーン、どんな場面にあっても・・・絶対の存在。
AX規格も、FM-TOWNSも、X68000も、その牙城は崩せなかった・・・
しかし、テクノロジーの進歩は・・・
PC-98の持つ、日本語処理能力のアドバンテージを徐々に切り崩していった。
90年代前半の、黒船・Compaq10万円PCの到来・・・
Windows3.0Aによる、マルチタスク・高解像度環境時代の開始・・・
そしてWindows95。
98の長所を完全にスポイルしてしまったOS。
これが日本を席巻したとき、PC-98はついに没落の道に踏み入れてしまう・・・
そして、1999年。
もはや店頭にPC-9821シリーズは消え去った、世紀末・・・
いまだ、PC-9821を使いつづけていたひとりのSS作者により・・・
BOOT、と名付けられたSSが生まれた。
そのSSとは・・・?
ある青年と、98マルチの邂逅・・・
古き時代への追憶・・・
来たる2000年・・・
時には、恥ずかしい想い出・・・
時間は、何もかもを風化させていく・・・
とある風化に逆らう者たち。
でも、人の心さえも風化されていく・・・
そして、最後に彼が得たものは・・・?
著作権フリー、再配布自由です・・・
未だ想い出を押し入れに仕舞わない人たちの集うところ。
すばらしいソフトがあるらしい・・・
・・・!?