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概要

以前使っていたASUSのベアボーンキットV3-M2A690Gのケースが余っていたので流用して、ジャンクパーツで一台でっちあげた。

構成

マザーボード: GIGABYTE MTG31MH

多分GIGABYTE製だと思うが、東芝EQUIUM 3500の抜き取り品らしいもの。CPUついたままで1980円くらい。

どうもやたらとレガシーなインターフェースが充実しまくっている。なんだってまたこんな。CD-DA入力なんて随分久々に見た、というか90年代後半にはもうデジタル転送してたからケーブル抜いてたな。

G31 Expressチップセットだと、FSBは1333MHzまで対応するみたいだから、CPUはCore 2系ならなんでも乗りそう。

メモリーについては、G31が扱える最大容量が4GB。このマザーだと、ランドは4スロット分あるのに実装されてるのは2つだけだが、最大4GBなら4スロットあっても仕方ない。速度はDDR2-800までいける。

CPU: Core 2 Duo E8300

1333MHz FSB、2.83GHz、2C2T。

当初はCeleron E1400(800MHz FSB / 2GHz / 2C2T)が乗っていたが、G31チップセットだからFSB 1333MHzにも対応するし、換装しても問題なし。

CPUクーラーもCeleronと一緒についてきたが、これはリテールより少し上等かもしれない。接触部に銅芯が入っているし、ファンも交換可能な四角いものが乗っている。CPUがE8300になって、さらに負荷をかけてみても、室温20度くらいで40度にしかならない。回転音も低めで静か。このへんはメーカー製だけに少し奢られているのかも。

倍率6倍化トラブル

Celeron E1400 (2GHz)は800MHz FSBだから、クロックは200×10の2GHzになるはずなのだが、なぜかBIOS時点で333×6の2GHzなどと表示されている。

それで本当に表示通り動いてくれているならいいのだが、どうも、dnetcのベンチマークを見る限り、1.2GHzのCore 2 Duo U7600と酷似した数値が出る。倍率6倍にロックされてしまって、200×6の1.2GHzになっているっぽい。

とはいえ、dnetc -cpuinfoとか、checkboxとか、CPUの動作周波数を表示しているところはどれも2GHzと表示している。

もしかすると、C1EやEISTあたりが誤動作して、倍率を6倍に落としてしまっているのかもしれない……と思ったが、EIST無効でも変わらない。

マザーのBIOSは東芝向けだけにほとんどの設定がマスクされており、変更不可。NX-bitとEISTを設定はできるが、FSBや倍率、C1Eなどの設定はない。

あれこれ触ったのだけど、結局BIOS画面で一度デフォルトロードしてみると直った。よくわからないときはベーシックなことをやってみるべきだったな。

メモリー: DDR2-667 1GB + 2GB

手元にあったのでそのまま。

G31世代だと、スロットのメモリーを同じ容量にしないとデュアルチャネルアクセスはできなくなるのだけど、まあ、別にそのためにメモリー買い換える必要もなかろうと思う。

電源: SCY-400T-AD12

サイズの安電源。あまりこのような低価格帯の、いつ買ったとも知れないような電源を長時間使いたくはないけれど、今のところ問題はない。

グラフィック: GIGABYTE VR610P2HA

RADEON 2400 Pro 256MB。DVI-IとアナログRGBがひとつずつ。ファンレス。

ちょうどDirectX 10世代に入ってすぐ。古めなこともあり、Ubuntu 16.04ですぐドライバーが入る。

OpenCLが使えるものだと思っていたが、この世代だと少なくともdnetcでは認識しない。UbuntuでOpenCLを使う手続きがちゃんとできているか自信がなかったので、一度試しにWindows機に移してみたが、やはり認識せず。Windowsでは、Stream版dnetcはすぐに起動できた。

HDD: Seagate ST9250315AS

Momentus 5400.6の250GB。今使う上でさしたる特徴はない。SATAがまだ300MB/sの世代なくらいか。

これは以前Linux学習用にと購入したThinkpad L412の内蔵品。2009年ごろの製品と思われるので、もう7年は経っているのでいつ飛ぶやらしれたものでもない。

Ubuntu 16.04 セットアップ

特に支障なくセットアップできる。Unetbootinで起動USBメモリーを作って、HDDにインストール。