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ジャンク再生pc2_nexterm_rt-500

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ジャンク再生pc2_nexterm_rt-500 [2016/10/17 12:45]
mubouan 作成
ジャンク再生pc2_nexterm_rt-500 [2016/10/26 12:58] (現在)
mubouan
行 16: 行 16:
  
 100Mbpsの有線LANポート、USBが4つ、アナログRGB、RS-232C、マイク・ヘッドホン端子が背面にある。 100Mbpsの有線LANポート、USBが4つ、アナログRGB、RS-232C、マイク・ヘッドホン端子が背面にある。
 +
 +メモリーは、DDR-SDRAMがオンボード実装されていて、512MB。増やせない。
  
 ===== SoC: AMD GeodeLX800@0.9W ===== ===== SoC: AMD GeodeLX800@0.9W =====
行 44: 行 46:
 Unix系OSに詳しい人だとNetBSDがいいらしいが、私にはどうも手にあまる。 Unix系OSに詳しい人だとNetBSDがいいらしいが、私にはどうも手にあまる。
  
-Ubuntuベースに軽量化したlinuxBeanは、32bit版がありPAEなしにも対応するので、+Ubuntuベースに軽量化した[[http://hitaaki.blog47.fc2.com/blog-category-14.html|linuxBean]]は、32bit版がありPAEなしにも対応するので、今回はこれで。 
 + 
 +===== インストール ===== 
 + 
 +常識的な手順としては、 
 + 
 +  - USBメモリーにUnetbootinでlinuxBeanのISOイメージを書き込み、起動ディスクを作る 
 +  - コンパクトフラッシュをPC本体に挿入 
 +  - BIOSでブートオーダーをUSBメモリー優先に変更 
 +  - USBメモリーからlinuxBeanを起動 
 +  - インストーラーを実行してコンパクトフラッシュにインストール 
 +  - USBメモリーを抜いて起動する 
 + 
 +となるのだが、BIOSを呼び出せない。コンパクトフラッシュを挿してあると、USBを無視してそちらから起動しようとしてしまう。 
 + 
 +よって、今回取った手順は以下。 
 + 
 +  - USBメモリーにUnetbootinでlinuxBeanのISOイメージを書き込み、起動ディスクを作る 
 +  - USBメモリーからlinuxBeanを起動 
 +  - USBカードリーダーを使ってコンパクトフラッシュを接続 
 +  - インストーラーを実行してコンパクトフラッシュにインストール 
 +  - インストールが終了したら、一旦シャットダウンしてUSBメモリーとカードリーダーを外す 
 +  - コンパクトフラッシュを本体に挿入 
 +  - 起動する 
 + 
 +これで大丈夫だった。 
 + 
 +ただ、キーボード・マウス・USBメモリー・カードリーダーで4ついるので、隣のポートを潰してしまうようなうすらでかいカードリーダーなどは使えない。 
 + 
 +===== 内蔵グラフィックの問題 ===== 
 + 
 +どうもGeodeLXの内蔵グラフィックをちゃんと使えないようで、vesa互換ドライバーで動いていた。 
 + 
 +/etc/X11/xorg.confをいじって、vesaをgeodeに変えてみたりしたが、そうするとXが起動しなくなる。Ubuntu 9くらいの頃はgeodeドライバーが使えていたらしいが、今はダメなようだ。 
 + 
 +解像度が1024x768 / 800x600 / 640x480の3つしか選べないのが苦しいが、そもそもGeodeLXなんかウィンドウシステムで使うなという話かもしれない。 
 + 
 +xrandrで無理やり1920x1080など追加できないかと思ったが、1024x768が最大だと固定されているようでダメ。1024x576としてアスペクト比だけ合わせることはできるかもしれないが、そこまでせんでも感はある。 
 + 
 +===== 速度 ===== 
 + 
 +遅いのはわかっているが、まあ、思ったよりはマシかもしれない。プリインストールのOperaでブラウジングするのもギリ可能。 
 + 
 +メモリーは512MBで、インストール直後のlinuxBeanだと200MBも使っていないから、余裕あるくらい。 
 + 
 +GeodeLXでさえこれくらいの使用感になるなら、Atom 230とかC-50 APUとか、あるいはPentium MみたいなWindows 7も苦しい端末に入れるのはいいかもしれない。 
 + 
 +===== 用途 ===== 
 + 
 +何しろこのスペックとなると色々難しい。 
 + 
 +LANも100Mbpsだからローカルサーバーにするにも力弱い。となると、ウェブサーバーのようなものだろうか。 
 + 
 +まあ、これから考える。 
 + 
 +==== ブラウザー ==== 
 + 
 +当然これをクライアントとして活用する気はないけれど、私のスキルレベルだとGUIとブラウザーがないと作業もままならないので。 
 + 
 +linuxBeanで標準で入ってくるブラウザはOperaだったが、本当にギリという感じで。 
 + 
 +また、Dilloという軽量ブラウザも入っていたが、これはちょっと今日日のHTMLにまともに対応できていないようで、特に凝ったことをしているように見えないサイトですら開けないくらいで。 
 + 
 +試して好ましく感じられたのはMidori。Yahoo!Japanが問題なく開ける程度にはHTMLを読めるし、速度的にもまずまず。 
 + 
 +==== Samba ==== 
 + 
 +とりあえずSamba入れてWindowsとファイル共有。 
 + 
 +linuxBeanなら、GUIでちょいちょいと設定できる。 
 + 
 +==== Distributed.netパーソナルプロキシ ==== 
 + 
 +[[http://www.distributed.net/Main_Page|d.net]]のパーソナルプロキシというものがある。 
 + 
 +社内LANのファイアウォールを超えられないといった環境でどうにかするためだとか(d.netが流行っていた2000年前後には、社内PCに勝手にインストールして暗号解読してる人がけっこう居た)、ダイヤルアップで頻々と回線切ったり繋いだりしたくないからパケットを食いだめしておくとか、そういった用途に使っていたらしい。 
 + 
 +とりあえず個人レベルでは、こまめにアクセスする設定にしてもサーバー負荷を気にしないでいいことと、自宅に複数台クライアントがあるときに処理能力の総計を見られる、といったメリットは一応ある、のかな。 
ジャンク再生pc2_nexterm_rt-500.1476675904.txt.gz · 最終更新: 2016/10/17 12:45 by mubouan