====== smc PENTAX-DA 50-200mmF4-5.6ED ====== ===== 購入 ===== 16年11月、堂島地下街のカメラのナニワに久々に入ったら、5800円と割安な値段がついていた。 まあ、後継のWRタイプや、テレ端300mmのが二種類も出てるから、WRなしのこれは古い。しかし、よく安く売られているのはダブルズームキットの片割れのDA-Lレンズで、フードなしでクイックシフトフォーカスにも非対応。 フード付きのLでないやつがこの値段なら安いな、と思って購入。 ==== 状態 ==== ナニワでは確か1万円以下くらいのものだと保証つかないのだけど、K-70を持っていたので買う前にチェックさせてもらった。AF作動は大丈夫そうだし、絞り粘りなんかもなさそうだったので、納得して購入。 帰ってからよくみると、多分前から4枚目あたりの玉に、なんだか油でも染み出したかのようなムラが見えた。ちょうど貼り合わせがあるっぽい玉なので、もしかするとバルサム切れかもしれない。 もしかすると安かったのはそれかな、と思いつつ、まあ耐え難いほどの影響はなかろうと思うのでよしとしよう。 ===== メモ ===== ピントリングの回転角は180度近くあって、MFもやりやすそう。若干、手で回すとトルク感と摩擦音があり、軽い劣化なのか元々こういうものなのかはわからない。 フードはPH-RBB52で、もちろん逆付けして収納しておくこともできる。ただ、逆付け状態ではピントリングはおろかズームリングまで覆ってしまう。ちょっと速写性には減点。じゃあ逆付けせずにそのままにするか、となると、深いフードだからレンズキャップ外しにくい。うーん。 ==== 画質 ==== かなり周辺減光があったり、あまりシャープに写るというほどでもないので、画質だけ見ると二流。まあ元々安いレンズだから、一流の画質であるはずもないけど。 遠景だとやや厳しいのは廉価ズームの常。しかし近接は最短近くでも特に問題なくきれいに写る。 長所としては、フードをつけていれば、逆光による破綻が生じた記憶がない。フード無しでも強いらしいが、私はあるものは使うので。 それから、あまりパープルフリンジは激しく出たりはしない。古いけどデジタル世代のレンズだからかな。 ==== 使用感 ==== 望遠ズームながら、サイズ・重量とも最廉価クラスの標準ズームと大差ないような小ささ・軽さ。つけていても楽、外して持ち運ぶのも楽。望遠ズームなのにこれ一本一日つけっぱなしで終わることも多いくらい。 私の写真の腕では、広角ではどうしても散漫な写真を撮りがち。これつけてると、上手く引き算のできた写真が撮れる。 50mmまでワイドがあるので、看板のメモ程度でもそんなに離れなくてもよい。最短撮影距離も短めで、寄れなくて写せないということも少ない。暗いといっても長いからボケも出る。遠くのものも手元に持ってこれる。逆光を気にしなくていいから光の条件を選ばない。とにかく扱いやすい。 購入以来、最も使用頻度が高いレンズになっている。 ==== その他 ==== === フィルター径 === 後継モデルのWRつきは、鏡筒が変更されていてフィルター系もΦ49mmになっている。こちらはΦ52。うっかりクローズアップレンズ買う時に間違えてしまった…… ===== blog記事一覧 ===== *[[http://mubouan.hatenablog.com/entry/2017/02/24/235425|大阪城公園梅林 (K-70 / DA50-200mm F4-5.6)]] *[[http://mubouan.hatenablog.com/entry/2017/04/30/000334|大阪市大理学部附属植物園]]