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世にあるバイク漫画の一覧を作成中です。
ある作品がバイク漫画であるかそれ以外であるかは、非常に哲学的な問いになるため(例: 特攻の拓)、こちらで一方的に決めます。
共同危険型暴走族マンガとみられるものについては概ね含めない予定ですが、違法競争型暴走族マンガは含める傾向にあります。
完全に架空のバイクを取り扱うマンガは含めない予定です(AKIRAやニンジャスレイヤー・グラマラスキラーズなど)。
著者名・連載期間・掲載誌・初期に主人公が乗るバイクを記載します。
並び順はおおむね連載時期順ながら、あまり正確に調べてないのである程度前後します。
KindleまたはSONY Readerに配信されていれば、購入ページへのリンクも付けます。Kindleの方はアフィリエイトありなので、気に入らなければ別途検索してアクセスのこと。
無謀庵既読作品については、余計な一言解説と、これは読むべきという面白い作品には「推奨」の文句を付記します。
大型バイク・ロマンとして始まり、大型バイク・メロドラマになっていった(と作中の弁)。
リアリズムに縛られすぎずに奔放に広がる物語が、途中で失速せず最後まで楽しめる名作。大いに推奨。
「キリン」の東本昌平の初期作品集。
定番バイクロマン漫画。なんたって画力が高くてバイクが格好良し。
高額な報酬さえ支払えば、バイクに積めるものならどんな条件でも運び切る不法バイク便マンガ。Traffickerというと密売人などに使う語で、ちょっと中二病テイストのタイトルと内容。21世紀のバイク漫画は健全かヤンキー漫画かどっちかが多いが、どちらでもない位置取り。軽く推奨。
実時間15年かけて、最近ようやくわずかに進展したことが観測できた超鈍足ラブコメ。
イタリア製を中心に世界の名前すら知らないクラシックバイクをネタに、時に浪花節、時にその旧車に執着する連中のおかしさを描き、マニアが自分の好きなものについて一方的に語るのを聴くような楽しさ。大いに推奨。
小さなバイク屋で働く元不良少女とその店を中心に語られる、浪花節というほど古臭くもなく、でもオシャレとか洗練とは程遠い渋い人情モノ。しみじみ佳作。強く推奨。
月刊モトチャンプが監修したバイクレースマンガ。モトチャンプというと、表紙にロンスイシャコタンのビッグスクーターでかでかと載せるような雑誌だけれど、この漫画はちゃんとしたバイクレースもの。
バイクを絡めたオシャレラブコメという雰囲気のものに見受けられ、そういうのが好きであれば。
忙しい連載を終えて暇になった漫画家35歳。遠く宇都宮にいる好きな人に会いに行こうとするが、別に親密でもないから突然行っても気持ち悪い。じゃあ日本一周バイク旅のついでに立ち寄った態で、と出かけてしまう、何かどこかおかしい男の旅マンガ。
実話ベースらしいがどこか漫画のような、それでいて時に過剰にリアルな、青年時代終わりかけのコミュ症男を描き出す、マンガ通に評価の高い一作。読み手を選ぶとは思いつつ、慎重に推奨。
掲載誌が掲載誌なので、女子高生ライダーふたりのソフト百合漫画。別にどぎついものではないので、特に百合趣味でなくても楽しめるとは思うが、苦手という人はあるかとは思う。
主人公ふたりの乗車はハンターカブとCB93、他に出てくるのも妙に渋いところなのは作者の趣味か。
悪質スズキいじり漫画。でもスズキファンも喜んで読んでるので、別にいいんだと思う。ドゥカティも酷いいじられ方をしているが、これはドカファンにやったら怒られると思う。ヤマハ党の私は大いに推奨。
2012年にホンダが協賛してリリースされたバイク萌えアニメOVA「わんおふ -one off-」のコミカライズ。
ホンダの息がかかってるからホンダ車しか存在しない窮屈な山間の村で、田舎の閉塞感から飛び立ちたいと願う少女らの物語。わりとオーソドックスに萌え系青春漫画。
キャラのテイストは完全に萌え漫画のものだけれど、「125ccのスクーターで、近場の知らないところにちょっと行って面白いものごとを見つける」という、小さくも至極真っ当な楽しみを描く好ましい作品。萌え漫画慣れしている人には強めに推奨。
信号待ちの間に近くの車に乗ってる子供と身振り手振りで遊ぶだとか、そんな細かな日常ネタ。軽く推奨。