全項目が揃っているCPUについては、dnetc v2.9112-521-GTR-16020313で測定した。古いものは当時のクライアントで。演算コアが同じなら結果も同じと思う。

dnetcのベンチマークはシングルスレッドで行われる。

ほとんどL1キャッシュ内で収まる小さな演算のようなので、L2キャッシュの容量や速度などはほとんど影響しない。

実際の計算はマルチスレッドで行われるため、マルチコアならほぼコア数に比例する実性能が出る。

Hyper Threadingによる2スレッド処理は、Core iシリーズの場合で、1スレッド処理より2割増し程度の実性能になる。（経験則）

最近のCPUは最高クロックが変動するが、ベンチマークはシングルスレッドで実行されるため、Turbo Boostが有効になる最高クロックで実施される。実際の演算はマルチスレッド実行のため、ベンチマークより低いクロックで実行される。実際の実行クロックは、デスクトップ版Core iシリーズなどではカタログスペック通りらしいが、モバイル版Core iシリーズは実測が必要だった。

以上のことから、下の票の「Actual」の項目は、

- ベンチマーク最速のコアを、Max Clockで割り、Clockを掛ける。 - マルチコアならコア数を掛ける。 - コア数に対してスレッド数が多い（=Hyper Threading）なら、1.2倍する

という計算で求められている。