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pentaxレンズメモ

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PENTAXレンズメモ

 うちで持ってるPENTAX Kマウント / Qマウントレンズについてのメモ。

smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited

 思えばまだ*istDS2を使ってた頃からの長い付き合いのレンズ。私はスナップばっか撮ってる、特に寺社の建物を納めたいことが多いから、これくらいの焦点距離が使いやすい。しかも小さくて軽く、金属鏡筒の質も良く、内蔵フードの効果もバッチリで逆光で問題が出たこともなく、かなり寄れる。

 しかし、元々カリっとした描写をするレンズではないのはわかっちゃいるけど、K-01の1600万画素だと気にならなかったのが、K-70の2400万画素になるとどうも、解像力不足のように見えてくる。

 それからボケはあんまり良くない。解放でのボケが特に悪いんだけれど、21mmの広角となると解放でないとあまりボケるものでもなく。寄れるレンズではあるから、花に寄ってみる時なんかはボケ諦めて絞るほうがいい。

 レンズ構成は変わらないはずのHD版で、なぜかみんながみんな高画質化したと絶賛していて、多分買い換えるとK-70で感じている物足りなさも解消するんだろうと思う。けれど、そもそも貧乏人であるところの私が、同じレンズを2度買うか、というのは大いに悩むところではある。

smc PENTAX-DA 17-70mmF4 AL[IF]SDM

 上にDA☆16-50mmF2.8があり、同格にDA16-85mmF3.5-5.6、DA18-135mmF3.5-5.6があり、格下にDA18-50mmとDA18-55mmがあり。

 分類上は高画質系のズームということもあり、実際使っても十二分に画質はいい。テレ端で遠景取るとちょっと頼りない感じはある。広角端から中ほど、テレ端でも近めならもう全然文句ない。逆光も問題ない(フード使ってるけど)。たまにぐるぐるボケみたいなのが出ることがあるけど、まあ大した問題ではないか。

 広角もわずかながら広めで26mm相当から使えるし、まあまあ寄れもする。テレも107mm相当と少し長めに伸びるしF4なら明るいから、ポートレートとか撮る時は活きるかもしれない。私は全く撮らんのだが。

 F4通しは、ストロボで遊ぶ時に便利。よく見ると広角側では解放でもやや絞り羽根が出てるので、F2.8-4をF4通しにしてるレンズかも。PENTAX純正だと昔のFA28-70mm F4もそうだった。逆にシグマとかだとF2.8-4にして売る。

 SDMは……K-01だと何使っても遅いし、K-70だと何使っても速いから効果の実感はないが、静かなのは確かだ。

 ちょっと私の感覚では重たい。スペックに対して普通の重さであって、485gなんだから他社製品と比べても普通なんだけれど、PENTAXだと他のレンズが小さいからなあ。

 十分良いレンズだし、標準ズームとして何でもこなせるんだけど、私には気合を入れないと持ち出さないレンズになっちゃってる節あり。DA21mmは「このレンズのためにPENTAXを使う」と思えるような代物だけど、DA17-70mmなら同じようなレンズが他所にもサードパーティにもあるよな、と思える、ってのもある。

smc PENTAX-DA 40mmF2.8 XS

 K-01についてきたビスケットレンズ。ほとんどボディキャップレンズみたいだけど、ああいうオモチャ系と違って、光学系はしっかり写るもの。

 こんなんだけどかなりよく写るレンズで、ボケも綺麗。光学系はDA40mm Limitedと同じだからな。

 しかし、逆光にはものすごく弱い。画面いっぱいに神社の拝殿を写す時に、太陽が上にあったりすると、もう画面真っ白みたいな勢いでフレアが出る。

 フィルター径27mm、まあフィルターつけるようなレンズではないとはいえ、店頭なんかじゃ見かけないな。ねじ込みフードがあれば試してみたいが。

 40mmだから換算60mmという画角も、ちょっと私には半端で使いづらい。好みの問題ではあるんだけれど、換算50mmと60mmだとやっぱり全然違う。それと、案外寄れないという難点もあり、花マクロ的な撮影はだいぶ厳しい。逆光弱すぎるのも入れて難点みっつで、あまり使用頻度高いとはいえない。

smc PENTAX-DA 50-200mmF4-5.6ED

 LでもWRでもないやつ。中古で5000円くらいで買える安レンズ(WRはもうちょっとするか)だけど、小型軽量だから出かけるついでにバッグに入れても負担が小さい。フード付けて300gちょい。抜くと285g。

 ニコンには55-200mmがかなり似たキャラクターで存在する。ほぼ同寸法だけど、ニコンは沈胴式、PENTAXはそのまま撮れる。ただ多分描写はニコンの方がいいんだろうな。キヤノンの55-250mmは、長い分でかくて400g級。

 クォーターマクロくらい寄れるので、取り回しも良好。動物園でいい仕事をするし、花なんかもいける。もちろん広く景色を写し込むような撮影はできないが、「これ」を狙って撮るような撮影なら何でも対応できる。

 描写については、結構目立つ周辺光量落ち、特に遠景であんまり解像度高くないなど、良いとはいえない。しかし動物園なんかだと10m以内くらいの被写体が多くて、また狙い撃ち的撮影だから周辺のアラは問題になりにくい。ボケはまあまあ、逆光には強い方と思う(フード使ってるけど)。

 単に望遠が欲しいだけで買ってみたら、想像以上に使用頻度高いレンズになっちゃった。やっぱりPENTAXはスペックや性能より、機動性と取り回しに長けたレンズが活きるんだろうと思う。

COSINA 20mmF3.8 MC MACRO

 *istDS2を買う以前、フィルムでリコーXR500使ってた頃に、超広角とはどんなものかと買ってみたやつ。新品1万円くらいで買えた。多分80年代の化石。00年代前半くらいには、貧乏フィルムカメラ好きがよく買っていた。20 / 24 / 28mmが設定されていて、コシナ三姉妹とかいわれてたな。

 PENTAX用はAレンズ相当品になり、MFだけど絞りのA位置はある。最近のデジタルでも、Mモードでグリーンボタンを押せばプログラムラインに絞り・速度が設定される。

 周辺光量はよく落ちるし、*istDS2ならともかくそれ以後のカメラでは解像力も足らんし、逆光にも弱いし、MACROというけど1:6くらいまで寄れる程度。

 しかしフィルムでL版プリント程度でなら困るようなこともなし、20mmなんてウルトラワイドを経験できた。その後デジタルで14mmとか買ってないのは、つまりそういうことだけれど。超広角はあまりにも難しかった。

 手放してないので、まだ稀に使うことがある。遊び以上の意味はないけれど。

Tokina AT-X242AF

 24-200mm F3.5-5.6の高倍率ズームレンズ。*istDS2の頃に、日本橋のトキワカメラで12800円だかでテレコン付きで投げ売りしていて、衝動買い。当時は18mmスタートの標準ズームがいい値段で中古の玉もほとんどなく、28mmからのズームは捨て値で転がってるけど換算43mmじゃ使いづらい、という時期だった。

 APS-Cの*istDS2で使えば、換算36-300mmの使いやすいレンジになってくれる。700gくらいあるクソ重いレンズだったけれど、描写を比べる比較対象のレンズもないし、重いと思いつつも愛用していた。

 K-xでも使っていたけど、K-01になると流石に描写力不足だし、ボディに対するバランスの悪さも酷すぎるということで手放した。

 なんとネットに設計担当者の方の記事があった。やっぱり24mmスタートは代えがたいが、画質のいいレンズではなかったようだ。テレ遠景だとピントがなくなるくらい甘かったし、近くだと、ファインシャープネスかけるとエッジが変に荒れるような写り。

 まあ今見たらイマイチでも、当時として時代相応のモノだった、それだけのことだと思う。

pentaxレンズメモ.1493084002.txt.gz · 最終更新: 2017/04/25 10:33 by mubouan