DA50-200mmが小型軽量の私好みのレンズだとは思いつつ、テレ端300mmのレンズもほしいかなー、と思ってたところに、ハードオフで1500円くらいで転がってたのでゲット。
FAだからフィルム用だけど、2003年のレンズだから最末期。DA50-200mmが2005年、DA55-300mmF4-5.6が2008年なので、デジタル時代になってからも300mmはこのレンズが担っていた。
FA Jシリーズは、絞りの操作をボディ側に任せ、絞りリングを省略したもの。一応想定されるボディは*istだったが、MZシリーズあたりだと特に問題なく使えるはず。デジタルならどれも問題ない。
実に7本あるPENTAXの300mm級望遠ズームの中で、最も軽い385g。ただ、別に小さいわけではなく、太くはないが長さはそこそこ。よって装着状態ではある程度重さも感じる。
元々*istのダブルズームキット用みたいなレンズで、マウントはプラ。絞り輪省略もコストのためっぽい。高級感あるレンズではない。フードを取り付ける溝はあるので、対応品が存在するはずだけど、2017年にはもう買えそうにない。品番はPH-RBF58。
300mmの中では最短1.3mと少しだけ寄れる。他は1.5mが多い。
設計が新しくて半分デジタル時代のレンズだからある程度良いんじゃないかという期待もあったが、うーん……。あくまで廉価レンズ、という味方のほうが正しいか。
75mmのワイド端はまずまず。APS-CのK-70で使う分には周辺減光も歪曲もほぼ気にならない。開放では甘いのが見えるけど、F8にも絞ればかなりよく写る。
しかし300mmともなると、開放だともう中央でもほわほわ、F8まで絞ってもまだまだ。2400万画素センサーはちょっと荷が重い。ピンボケしてるのか、レンズが甘いのか、手ブレしてるのか、よくわからない感じの写真になってしまう。
テレ端まで伸ばさず200mm程度だと、絞ればかなりいい感じの写りにはなる。まあ200mmならDA50-200mm使うんだけど。
歪曲収差、周辺減光などは気にならず、ただただ解像力だけ足りない感じ。
K-70ならモーターのパワーがあるのでぎゅんぎゅん行くが、早いとは言い難いし音が盛大。
そこまで重くないのに300mmが使えるんだけど、画質がちょっとな。画質を犠牲にしてでも300mmがほしい、というケースは、エアショーを見に行ったときくらいしか思い当たらず。
あまり出番は作れてやれていない。